嗚呼。
通りたくないがここを通らないと、お肉コーナーに行けないんだよな。
気づかれないようにこっちに注意をひいて。。。
『あー!ママっ!プリキュアのおやつ買うー♡』
嗚呼。今日もバトルが始まる。
この記事では
・なぜ駄々をこねるのか
・駄々こねへの対策
について解説します。
そもそも、なぜ子どもは駄々をこねるのか
この間も床に寝そべって駄々をこねた。
ダメって強く言っても変わらず、周りの目もあるから結局買ってしまう。
駄々をこねる理由はいくつかありますが、
〇1つ目は自我の芽生えです。
2歳ごろから自我が芽生えた子は目の前に好きなものが現れると心が揺さぶられます。
・〇〇ちゃんが持ってたやつ
・目の前のあの子は買ってもらっている
・大好きなプリキュアのおもちゃ
・お菓子コーナーやおもちゃコーナー=見てて楽しい・前買ってもらえてうれしい気分になった場所
〇もう1つは経験です。
この前も泣けば買ってくれた、こうすれば買ってくれるというのを経験して学習しています。
『いつもは駄々こねないのに今日は様子がおかしい』と思うときは体調不良などの影響もあります。
子どもの自制心
子どもは3・4歳から自制心が徐々についてくると言われていますが、幼いうちはまだまだ未完成。欲求を抑えることは難しいです。
しかし大人になるうえで自制心はとても重要になります。
受験勉強や資格試験・ダイエットなどで目標をたてて取り組むときに、やる力とやらない力が必要になります。ダイエットでいえばやる力は運動をすること、やらない力は甘いお菓子を控えることです。
自制心はこのやらない力に大きく関わります。
実際に海外の研究では自制心のある子の方が、大人になったときの犯罪率が低かったり、人生の幸福感があるという結果がでています。
買いたいと言った時の対応
子どもが駄々をこねているときは、買ってほしいけど買ってもらえないという現状と戦っている状態です。子どもの心の成長の為に大事な経験なんです。だけど泣けば買ってくれるという経験を重ねると、子どもは泣けばどうにかなる・騒げばどうにかなるという戦略をとるようになります。
子どもがなぜ買ってもらえないのか・買ってもらえなくても気持ちが満たされるような対応をとりましょう。
まず最初に共感しましょう。
いきなり『ダメ!』と否定されてしまうと、子どもは気持ちがマイナスになってしまいます。
・これが欲しいんだね
・かわいいもんね
・このお菓子好きだよね
というように子どもの気持ちを理解します。
そして、気持ちが落ち着いたらなぜ買えないのかわかりやすく説明しましょう。
ここで子どもが理解・納得しないと良い我慢にはなりません。
もう一つの対応として駄々こねる前に潔く『いいよ!』と笑顔で買う方法もあります。
え?それこそ自制心どころかワガママになりそう。
あまり言葉で説明しても納得しない子におすすめの方法です。
『いいよ』と言われたことで、自分の意見が受け入れられたという満足感があります。
でもこれは毎回すぐに買うわけではなく、次に来店したときは『いいよ!でもお肉のところに行った後でいいかな?』と少し我慢する時間をつくります。
この要領で徐々に間隔をあけて、自制心を鍛えましょう。
・買い物の最後まで待ってね
・買うけど明日食べようね
・今度来た時に買おうね
そして我慢してくれたら感謝の気持ちを伝えるのと、その約束を守るように注意してください。
親がその場しのぎの対応をしていたら、子どもが不信感を持ってしまいます。
一方的にダメ!と言われるより『次ぎ来たら買ってもらえるんだ』という安心感につながります。
4・5歳以降の言語が発達した子だったら、なぜ欲しいのかプレゼンしてもらうのもいい方法です。
NGな対応
・大声で怒鳴る
駄々をこねている時に怒鳴られても、子どもは理解できません。恐怖による支配は自制心を育てられません。
・鬼が来るよなど脅す
『怖いから我慢する』という解釈をして、我慢するべき本当の理由がわからなくなります。
・駄々をこねたら条件なく買う
駄々をこねたら買ってもらえると学習してしまいます。一回ダメと言ったのなら『じゃあ家に帰ったらリンゴジュース飲もう』などと少し交渉しましょう(抱っこなどして気分を落ち着かせてから)。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回の記事は子どもが駄々をこねる理由から対処方法をお伝えしました。
・駄々をこねる理由は主に自我の芽生えと、駄々をこねたら買ってもらえた経験から
・子どもの自制心は3・4歳から徐々に発達する
・対応としてはまず気持ちを理解して共感する
・もう一つの対応は駄々をこねる前に笑顔で『いいよ!』と肯定し、徐々に我慢する期間を長くする
・恐怖による我慢は自制心が育たない為NG
簡単にまとめるとこんな感じです。
みなさん毎日の家事・育児お疲れ様です。
頑張りすぎず張り切りすぎず笑顔を大事にぼちぼち頑張りましょうね。
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