1歳になった娘が寝すぎて心配。~子どもの睡眠の悩み~

子育て

1歳になる娘。今までは午前寝・午後寝ともしていたが、もうすぐ保育園にも入園。
午前寝をやめて午後寝だけにしたのに、10時ごろになると眠たくてぐずぐず。なかなか午前寝がやめられない。

こんなに寝てしまっては、保育園の生活に馴染めず、小学生になっても眠くて授業に集中できない子になるのでは??

今回の記事は乳幼児の睡眠時間が多すぎるのは問題なのか?について解説します!

1歳 理想の睡眠時間

WHO(世界保健機関)が推奨する子どもの睡眠時間は、お昼寝も含めて0~3か月は14~17時間、4~11か月は 12~16時間、1~2歳は11~14時間、3~5歳は10~13時間と言われています。

うちの子は夜に11時間寝て、午前2時間 午後2時間、、計15時間も寝ている。。。

昔から寝る子は育つといわれている。しかし、現代は早い時期から保育園に預けるし集団生活の中で1人だけ寝てばかりで、保育園の生活リズムに合わせられないのではないかと心配。

午前中は起こそうと頑張るが、眠たくなると大泣きして自分から床に寝そべってしまう現状。眠たいまま生活させる方がよくないのではないか悩んでしまう。

睡眠不足な日本

日本人は働きすぎだって聞いたことはありませんか?同様に日本人は睡眠不足な国民性があるんです。頑張りすぎる気質なんでしょうか?
経済協力開発機構(OECD)が調べた「15~64歳の1日平均睡眠時間」によると、加盟国(38ヵ国)平均の8時間25分に比べ、なんと日本人は平均7時間22分と加盟国で最も睡眠時間が短いということがわかりました。

これは子どもの睡眠時間にも影響しており、世界17ヵ国・地域で「0~3歳児の総睡眠時間」を調べたデータ(Mindellらの研究論文、2010年発表)によると、オーストラリアやイギリスの子どもは17地域の中で最も早い20時前には就寝し、総睡眠時間は13時間越。これに対し、台湾・韓国・インドは平均就寝時刻22時以降。日本は平均就寝時刻21時17分

あれ?台湾・韓国・インドより早いじゃないか。
と、思うかもしれませんが、日本は起床時間が7時08分と他国と比べて早く昼寝の時間も短い為、総睡眠時間では日本が17地域の中で一番短い11時間37分です。

WHOの推奨する範囲内の睡眠時間だが、世界的には短いのですね。

寝すぎるによる弊害

子どもは寝ているときに、体や脳を休ませるだけではなく
・成長ホルモンの分泌
・脳の老廃物の処理
・運動や学習の定着
・海馬(記憶をつかさどる部位)の発達
・生活リズムの調整

などなど成長に欠かせない重要な役割があります。

1歳ごろは立ったり歩く量が急激に増え、はいはいを忘れたのではないかと思うほど、歩く練習を始める時期です。視界も高くなり生活時の刺激が今までよりも増え相当体力を使う時期です。歩き出してから体重が減る子もいます。それだけ刺激のある生活をすれば、疲れて眠たくなるのも正常なことです。

お昼寝時間が多いのは身体的に問題ありませんが、その影響で夜が寝られない。いつもの就寝時間でも眠たがらないとなれば、午後寝の時間を短くするように工夫しましょう。

保育園生活が始まれば起床時間は決まってくると思いますので、昼寝の影響で就寝時間が遅くなれば、夜の睡眠時間が短くなってしまいます。これは朝の起床時の不機嫌・朝食の未摂取・午前中眠たくなると悪循環の素となります。

また、午前寝の時間=日中の活動時間の減少につながるので、活動の中での発見や体験の機会損失につながります。活動が活発になる2歳までに、午前寝2時間を1時間へ、そして15分へと徐々に減らしていけるようにご家庭でも取り組みましょう。

保育園での生活が心配

保育園での生活リズムが心配になりますが、これは入園前の面談で園に相談しましょう。1歳の頃は月齢の差による影響が大きく、生活リズムがそれぞれ違うので、個別に対応してくれることもあります。

入園当初の4月は、クラスの他の子も環境が変わり個々に対応が必要になる時期。徐々に保育園生活にも慣れていくので最初から保育園の生活リズムに合わせようとしなくても大丈夫です。

お子さんの成長に合わせて生活リズムを調整していくのが一番です

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございます。今回は子どもの睡眠時間が多すぎるのは問題なのかという点で解説しました。

・WHO(世界保健機関)が推奨する1~2歳の睡眠時間は、お昼寝も含めて11~14時間。
・日本の子どもは世界的にも昼寝を含めた睡眠時間が短い。
・寝すぎは身体に悪影響を及ぼすことはないが、夜が寝れなくなったり活動機会の損失になったりしないように気を付けましょう。
・保育園生活が心配な場合は入園前の面談で相談しましょう。

簡単にまとめるとこんな感じです。
みなさん毎日の家事・育児お疲れ様です。
頑張りすぎず張り切りすぎず笑顔を大事にぼちぼち頑張りましょうね。

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